2017/06/20 18:10


燕市のカトラリーが世界に認められているのは、その繊細で美しいフォルムの美もあるのですが、
もう一つ、使いやすさと口当たりの柔らかさがあります。

口に入れたとき、がさついていてはだめなのです。
使う人のことを考えてつくる、いわばおもてなしの心を形にしているのです。

最終作業の研磨で縁をまろやかにし、
裏面は鏡のように美しい鏡面仕上げ、
この作業をもって、燕市のカトラリーは、燕市のカトラリーとしてのブランド力を発揮します。

研磨の技術は、実は日本が世界一なのだそうです。

カトラリーばかりでなく、和包丁でも、研磨の技術は日本が優れ、
ドイツの有名刃物メーカーも、自社で作ったキッチンナイフの研磨だけは日本の関市にある企業に依頼しているほどです。

なんと、ドイツでは研磨の技術が失われていたんだそうです。
日本刀が美術品として残り、伝統技術に対する日本人の特殊な感性が金属加工に活き、
カトラリーや包丁や鉄瓶などの工業品として高い評価を得ているのかもしれません。