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2017/06/15 18:21

日本製の包丁は世界中のシェフや主婦の方から愛されています。
それは日本刀の技術が活きる丹念で手を抜かない作りが、
ほかの国の製品にはない切れ味を生み出しているからです。

ドイツの有名なブランド刃物メーカーも、自国では技術が失われてしまい、
日本の刃物メーカーに砥ぎの仕上げを依頼しているほどです。

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和包丁に興味のある方は、次の記事もお読みください。
和包丁の技術は世界を制す、いや、制したかも知れなかった!?"
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毎年なのか何年かに一度なのか忘れましたが、(確か4年に一度だったと記憶しているのですが…)、
フランスのパリで若手フレンチのシェフが腕を競う大会があります。
大変権威のあるもので、ここで優勝すると、星のついたレストランや大使館付きのシェフ間違いなしだそうです。
その様子を、‘16か‘15年にNHKがバラエティ風にアレンジして放映したのですが、
日本人のシェフも参加し、3位入賞だったと記憶しています。

ちなみに優勝したのがフランのシェフで、それまでずっと外国人のシェフに優勝を持っていかれていたので、フランスの威信と期待を一身に集めての参戦でした。

とにかく決められた時間内に十数人分のコース料理を造らなければならないうえ、
審査するのは世界各国の超一流のシェフばかり、
しかも国の調理界の人たちが挙げて応援しますので、プレッシャーはどれほどかと思います。

この時参戦した日本人シェフが、燕市のあるメーカーを訪ねて、
切れるけど切れないナイフを作ってくれと依頼したのです。
なんという形容矛盾!!

ナイフは肉や魚を切るのだから、切れなきゃ困る、
ところが切ったものをナイフでそのまま口に運んじゃう人もいる、だから切れすぎると危ない。
だから切れるけど切れないナイフが欲しいんだそうです。

こんなムチャぶりに、何と応えてしまったのです、燕市のメーカーさんは。

カトラリーにまでこだわりたい大会なのでしょうが、後日談として、審査員の半分がそのカトラリーを持って帰ったそうです。
しかも無断で。

こういうこだわりと技術の高さが、日本の金属加工製品が世界から愛されるゆえんだと思います。

美しさと繊細さ、使いやすさ、すべてに文句の言いようのない燕市のカトラリー、
ぜひおもてなし用にご用意ください。