ありそうでなっかった便利グッズのShop M-net17 は、現在準備中です。

2017/05/09 15:48

日本の包丁とにかく世界的に人気ですが、
人気の秘密は当然その切れ味です。
(もちろんそれだけではありません。使いやすさにもあります。柄の形や材質、重心をどこに置くと使いやすいのか、等々。すべてが優れています。)

切れ味を生むのは硬くて軟らかい刃。
硬いのは炭素を0.3~2%含む鋼。刃となり切れ味のよさを生みますが、錆びやすいという欠点があります。
軟らかいのは軟鉄で土台部分になります。炭素をほとんど含まないそうです。

これらの二つを合わせて、熱しては叩き熱しては叩き鍛えていく工程は、日本刀と同じです。
鍛練することで結晶が細分化され、繊維状になり、硬く強くなります。

包丁の形に近づいたら、わら灰に入れて一晩ゆっくりと冷やします、これを「焼きなまし」というそうです。
ゆっくり冷ますことで、鍛造で生じた結晶のムラがなくなり、均一な状態になるんだそうです。
鍛造しているとき、鋼にストレスがかかっているので、そのストレスを取ってやり、
鉄を軟らかくして仕上げの作業をしやすくするためだとか、
NHKの「美の壺」でそう言ってました。

興味があれば、次のブログを見てください。